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渋谷区初台 カウンター7席の小さなワインバー「MACHILDA」の日々
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本年の営業は12月28日で終了いたしまして
12月29日(日)〜1月3日(金)まで休業させていただきます。
今年も小さき店に関わっていただきましてありがとうございました。
2019年を振り返ると仕事と歯の治療の記憶しか出てきません。
通常のMACHILDA営業に加え、一見 遊んでいるように思われる臨時休業日の殆どは外仕事やそれに伴う出張でした。
一人でお店を切り盛りしていると煮詰まってくる事もあるのですが、今年は外部の人達と調整しながら仕事をする機会に恵まれて、新鮮で緊張していました。
だけど、よかった。大変だったけどやってよかったー。(語彙力よ...)
こちらのミッションはまだ続いているので、公表できるようになったらお知らせしたいとおもいます。
2020年は東京でオリンピックが開催されますし、初台あたりはどのくらい影響があるのか不明です。世の中もどんなふうに浮かれて荒れるのか検討がつきませんが、私がやる事は毎日コツコツ店の明かりを灯す事に変わりはありません。
引き続きよろしくお願いいたします。
あと、最近体力が衰えてきたので たまの休みは見逃してあげてください。
そんなこんなで、本年もありがとうございました。
どなた様も良い年をお迎えくださいませ。
第二次ダピオカブーム。
昭和生まれの我々世代は第一次タピオカブームを体験してきましたが、
その時はアジア料理屋で提供されるデザートとして 甘いココナッツミルクに米粒くらいの小さい透明なタピオカが入っていました。
確かに初めて口にする異国の食べ物で、可もなく不可もなくのポジションだったもののすっかり定番化しましたし、
今となってはタイ料理を食べて辛くてヒリヒリした口内の最高の癒しです。
平成〜令和元年に主流になっているのは黒くて大きいタピオカの入ったミルク入りのドリンク。
一気にブームに火が着きましたが新宿東口の武蔵野館入口では随分前から販売していたので、知らない飲み物じゃないけど、敢えて飲もうとは思わずに過ごしてきました。
それがこんなにヒットするとは、、台湾ブームも相成ったのかなと思っています。
初台在住の方はその存在に気がつくのが早かったはず。
2年ほど前に新宿ルミネの地下にタピオカドリンク専門店がオープンしましてね。
徐々に行列が出来始めるものの、店名が「鹿角巷」でしたので中年達は何屋なのか全くわからず、
ただ、店では話題になってました。
客1「なんか、新宿の乗り換えのところ、行列してるよねぇ..なんの店なんだろう。なんかこう、鹿..鹿...」
私「あ!わかります!あれでしょ?鹿..!鹿..!!」
客1「そうそう!鹿!鹿!」
客2「あれなんなの?鹿!...角??」
客3「鹿?角?なに、薬膳?」
皆「何屋なんだろうね〜〜〜」
中年特有のうる覚えで会話は成立するものの、確信は掴めず
ここからタピオカドリンク専門店と判明するまで2ヶ月くらいかかりました。
その後、日に日に行列が長くなり、興味本位で飲んでみるにも躊躇うほどの待ち時間に。
そうこうしているうちに、新しいお店がどんどんオープンして、『マツコの知らない世界』で紹介されたあたりで頂点に達したのではないでしょうか。
通っている美容室が裏原宿のあたりなのですが、行くたびに増えるタピオカ屋。
仕入れに関する黒い噂や、ゴミ捨てマナーの悪化なんかも話題になり、タピオカドリンクを飲む事を「タピる」という新たな動詞も誕生しました。「原宿なんか無防備に歩いたら穴という穴にタピオカを詰められるぞ」などと言う人も現れ、いよいよこの社会現象を体験してみたくてたまらなくなっていました。
だた、並ぶのが嫌なんだよな〜〜〜、あぁ〜。
うなだれていたら、家の近所にタピオカドリンク店がオープンしました!しかもまだ並ばなくても買える!
祝!タピオカ デ・ビュー!
あ、あめぇ。。(訳:とてつもなく甘い)
たぶんねぇ、これ、よく振ってから飲むんでしょ?蓋してあるし。
すごーく甘いと聞いていたので、甘さ控えめにしてもらったし、濃いめのほうじ茶ミルクにしてもらたのでよく混ぜたら丁度いい感じになりました。なんだ飲みやすいし美味しいじゃないの。
現代版大きくて黒いタピオカは黒糖で味付けしてあって存在感のある楽しい食感ですが、どんどん口の中に投入される感じが
バッティングセンターの自動で球が出てくる装置みたいで(卓球の球が自動に出てくる装置の方がイメージに近い)
タイミングが合わなかったり、投球速度が速すぎたり、連続性だったりが、もう脳内バッティングセンターに変換されてしまって、
面白くて仕方なかったです。
そんなこんなで
タピオカドリング=バッティングセンター=楽しい
という事になりました。
はーー、体験出来て本当に良かった。
大豆、白いんげん豆、金時豆、黒豆、虎豆、ひよこ豆、うずら豆。
みなさん乾燥豆はお好きですか?
枝豆やそら豆のように塩茹でしてビールのツマミみすると最高のアレではありませんよ。
水に一晩つけて戻してから煮るという、手間のかかる方の豆です。
特に女性に豆好きが多いような手応えですが、実はわたし、豆料理にあまり興味がなくて..
乾燥豆と仲良くなれないまま大人になりました。(豆腐は好き!味噌も好き!豆乳は苦手!)
ビストロメニューって、結構豆を使った料理が多いんですが、わたしが豆に興味がないばかりにMACHILDAには登場しなかったんですよね、レンズ豆のカレーくらいかな。
冬に来店した事がある方はお分かりかと思うのですが、店内の湿度がとても高いんです。
湿度が高いほうが暖かくなるのと、インフルエンザ予防の為にお湯を沸かしています。
常にお湯が沸いている状態だとパスタのオーダーが入った時に取り掛かりやすい。というメリットがあるのですが、大抵が無駄な湯沸かしでした。
それで思いついたのが、「ついでに ゆっくり豆を煮る」。
初めて煮た豆は「大福豆(おおふくまめ)」という大きめの白いんげん豆なんですが、クセがなくて食べやすいんですね、知らなかった。
これは確かにお肉と合わせた煮込み料理に合いそう。
と、それを使って作ったのが、鶏手羽元と白いんげん豆の煮込み。
バターなどの乳製品をいっさい使ってないのですが、煮崩れた豆がいい旨味になってくれました。
先日までは白菜、今は春キャベツを一緒に煮込んでいます。
新たなジャンルの料理が出来て、とても嬉しいし、ワインに合うではないか!
これに味を占めまして、引き出しに入れっぱなしだった 何処かの青空市で買ってきた大豆(古代種)を煮てみました。
・・・やっぱり大豆は苦手かも。
煮ている時に豆乳の匂いがするんですよね。
大豆好きな人が食べたら美味しいんですよ、きっと。ちょっと大きめの大豆でした。
こちらは五目豆にしたんですが、五目豆も初めて作ったので根菜やコンニャクなんかと一緒に煮たら、豆の存在が薄れて食べられる!
常備菜にも最高だわ!と賞賛したのですが、夜中小腹が減ると食べるのにも最適でした。
せっかくなので、スーパーで売っている蒸し大豆も試してみたのですがこちらは結構柔らかめ。うーん。うーん。
好みとしては、乾燥豆から茹であげるのがいいみたい。
今気に入って使っているのが近所の自然食材屋さんで取り扱っている北海道の大豆です。素直に美味しいと感じてサイズも理想的。
五目豆は何度か作って自分の味になってきたので、ひっそりメニューに載っている事もあります。本当は自宅の常備菜用にと作ったんですが結構人気なんで、見かけた時にはぜひ。
こんな感じで口を開けば豆の話題、暇が出来れば豆レシピの検索。と豆に夢中です。
次はチリコンカンを作ろうかと思ってます。これからの季節に良さそう。
メニューが豆料理で埋め尽くされないように気をつけます。
先日作ったガトーショコラ(濃厚かつ漆黒)がとても美味しかったので、試作を兼ねて作り続けています。
いつかどっさり作って販売できたらいいな。と思っているのですが、どうでしょう。
お菓子やその質感にはブームがあるので、10年前に私が作っていたエアリーな食感のレシピは今となっては しっくり馴染みません。
それはそれで気に入ってはいるのですが、今は濃厚なものが流行っているように感じますし、私も濃厚なものを少しだけ食べたい気分。
どおりでレシピ検索しても、「ガトーショコラ」の他に「ショコラテリーヌ」というものが目立ちます。
後者の響きは、ぐっと大人っぽくて嗜好品感が高まりますよね。小さいけれど満足感がある感じ。
今回は濃厚かつチョコに求める甘さも保ちつつ ビターでリキュールのしっかり効いたものにしようとレシピ作りをしています。
食後に食べたら満足感があるかな。とか、ブランデーに合いそうだな。とか、万人受けはしないけど、ポイントで喜ばれる。そういったガトーショコラを目指しております。
私がお菓子のレシピを作る時、仕上がりをイメージしてから脳内試食しながら紙の上に材料と分量を書き出していくのですが、その配合が今回はとても上手くいきました。
出来上がりの色を 赤茶ではなく黒っぽくしたかったので、ブラックココアパウダーを入れたら漆黒に。
まるで理科の実験とか数学のようでした。得意です、ありがとうございます。
今年のバレンタインデーは過ぎてしまったけれど、まだ寒いしチョコも食べたいし、
私もまた食べたいし。早くみなさまにお届けできるといいなぁ。
と思っています。
(牛:ミルキーかどうか。です)
それにしても、冬らしく寒いですね。
さすがにこの時期はお客様も少なめで、実は今このblogを営業時間内に打っています。
いつもは自宅でしかやらないのですが、PCを打つ場所が寒くてですね、冬に更新が少なくなるのはPC前に座る時間が極端に減るからなんです、ええ。
店でblog更新しようとすると、どうしても文章に熱が入りすぎたり、どうしょうもなくつまらなくなりがちなので、今回はそんな感じになる予感しかしなくて心苦しいです、先にお詫びを申し上げたい。
さて、風邪やインフルエンザも流行っているみたいなので、体調管理には気をつけたいところ。
なんでもウィルスは乾燥を好むようなので、お店ではお鍋に湯を沸かして湿度を保つようにしています。
結露が凄い事になってますし、外から店の中の様子が全然見えないんですけど これって効果あるのかな。
私はお店をやるようになってからインフルエンザにかかった事がないし、風邪もほとんど引かないので、効果はあるものだと信じたい。
あと、狭い空間でいろんなお客様と時間を共にしているので、自然といろんな免疫が備わっているのかしら。とも考えられるのですが、そう言って油断してるとうっかりインフルになってしまいそうなので、健康管理は十分に気をつけております。
んでもですね、寒くて寒くて。 夏が苦手で冬の方が好きではありますが、寒さには敵いません。
そこで前シーズンに買った防寒グッズが最高なのでお伝えしたいです。
1.薄手のダウンジャケット。軽いし暖かいし、コートの下に仕込むと相当良いです。量販店で扱ってます。もっと早く買えばよかった。
2.イヤーウォーマー。耳あて です。自転車通勤なので、耳が非常に寒いんですよ。ニットキャップ被っても耳がやっぱり寒いんです。耳当てをするようになってから深夜の自転車の帰り道が快適に。自転車通勤の方、激しくオススメします。もっと早く買えばよかった。
3.布団乾燥機。最近のは チョイ暖め機能 みたいのが付いていて、就寝前に布団の中を暖めると天国です。もっと早く買えばよかった。
えっと、この3つです。 よろしければ是非。
こうなっちゃうから店でのblog更新はね、、まったくもう。
季節の移り変わりは果物を追っていると分かりやすいな、と常々感じております。職業柄でしょうか。
夏の間、プラムや桃など、水分の多い瑞々しいバラ科の果物が盛んに実っていましたが、今は柿や洋梨が実り時。
外気温が下がるからか、皮が少し厚いものが多いですね。
旬の果物を使って引き続きジャムを作っています。
酸味の少ない果物が主ですので、トーストやパンケーキに添えたり、チーズと一緒に食べたりするのもオススメ。
色合いもシックにキマった秋のジャム。是非お試しください。
洋梨・・・ブランデーワインという品種で北海道余市のものです。色止めのレモン汁を少々とグラニュー糖で仕上げたピュアな味わい。コンポートのよう。
洋梨&バニラビーンズ・・・ラフランス特有の妖艶な甘みとマダガスカル産バニラビーンズを合わせた香り豊なジャム。チーズにも合います。
洋梨&キャラメルバニラ・・・ラフランスと相性の良いキャラメルのほろ苦さのあるジャム。今回初チャレンジレシピです。(とかいいつつ売り切れてしまったので、梨の追熟を待ってから仕込みますね)
それと、柿ジャムの試作をしているのですが、渋戻りという現象が出てしまって苦戦しているところです。完成までしばしのお待ちを。
10月1日(土曜日)は休業いたします。
ーーー
秋分の日も過ぎると、すっかり秋ムードに。のつもりが暑いですね。
スーパーの軒先には柿や栗のディスプレイが季節感を押し出してきました。
MACHILDAも少しずつ秋モードに。夏は出来なかったパスタ(お湯を沸かすと店内がすごく暑くなってしまいます)もそろそろ復活しそうな気配。
夏場は炭水化物のコーナーにタコライスやグリーンカレー出していたのですが、ここにきてタコライスの引退を劇的に悲しむお客様が現れました。
その方、たいそうお気に召した様子で、おかわりしてくださったんです。嬉しかったですねー。
実は私、今まで美味しいと思うタコライスを食べた事がなくてですね。おおよその味の輪郭はみんな同じなんですが、どうも物足りないものばっかりで。。
なので、私なりに工夫して美味しいと感じるモノを作っているのですが、それをお褒めいただいたので浮かれております。
メニューを変更する時は引退メニューを悲しむ方がいらっしゃるので辛いところですが、ニューフェイスも是非可愛がっていただけたらと思います。
ちなみにタコライスは気候に合わせてもう少し継続しますので、気になる方はお早めのご来店をお待ちしております。
先日お店が周年を迎え、7年目の心構えみたいなものを書いたばかりですが、いきなり災害に見舞われました。
Xデー、9月23日は初台阿波踊りの2日目。
阿波踊り期間はお店が賑わうので、盛るだけ、温め直すだけで提供できるメニューを中心に構成しています。
提供時間は短かく対応できますが、こういうメニューは仕込みに時間がかかるので、きっちり用意して気合を入れて営業に臨んだのですが...
営業中、いきなり天井から水が降ってきましてねぇ。
あれですね、想定外の事が起こると人ってあんまり動けないですね。しばらくヘラヘラしてしまいました。
原因は2階の水道配管トラブルだったのですが、その時のお客様は全て常連さんで、ヘラヘラしてた私の変わりに応急処置をしてくださいました。
通りすがりの建築関連の方までも応援してくださり、役に立たない私の変わりに手を尽くしていただいて、本当に助かりました。ありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます。
お客様にはお帰りいただいて早仕舞いしてからはずっと、大家さん、工事の方、保険会社のやりとりに明け暮れる週末でした。
土曜日に臨時休業をしたのはそういった訳でした。ご迷惑おかけしてすみません。
おかげさまで修繕も終わり、通常営業に戻りましたが、今は今で、保険会社とのやり取りが続いています。
後処理っていうのもなかなか大変であります。
こういうトラブルが起こるとついつい、運、不運みたいなところに納めがちですが、浄水配管だったのが唯一の救いです。
これがもし下水だったら... うぉー、考えただけで恐ろしい。店たたんだと思います。
そういった意味ではラッキー。
物件も古いですし、経年劣化からくるトラブルはある程度覚悟しとかないと。
近隣店舗との関係も良好ですし、大家さんもとても協力的な方なので修繕もスムーズに行えて良かったです。
お店って何が起こるかわかりませんね。
こんな時なので副交感神経全く働かず、ちょう眠れないんですが、営業中に照明を落とすと眠くなっちゃうんですよね。
眠ると困るタイミングで眠くなる現象に、何か名前をつけたい。
今回、本当に困ったし怖かったですが、周りの方が助けてくださったのと、ゲラゲラ笑い飛ばしてくれた人が居たのと、あと一つ経験値が上がったので、まぁいいか。
という事でいいですよね?
9月1日にMACHILDAは6周年を迎える事が出来ました。
ご来店いただいたお客様や、いつも和やかな気持ちにさせてくれる常連さん、ワインに携わる方々、友人家族のおかげでなんとか続けられています、本当にありがとうございます。
前職の洋菓子屋を5年で閉じているので、それよりも長くお店を続けている事になります。
5年までは経験済みなので 大抵の揺らぎは想定内でしたが、6年目は何が起こるか未知だったので楽しみであったし、不安でもありました。
6年目に起こったハプニングで一番だったのが、健康に纏わる事でした。
緊急ではなかったものの手術入院する事になりまして、3月はほとんどお店を休んでしまいました。
現在はすっかり回復して日常生活を送っていますが、自分の身にこんな事が起きるなんて!
これまで入院に無縁だったので驚きましたが、もう若くもないですし健康に気をつけて過ごさないとなりませんね。
自営業は仕事を休むと、家賃の関係もあって収入がマイナスになってしまうので、恐ろしい!
休業の決断をするのに躊躇したのを覚えています。
7年目は大きな病気をせずに過ごしたいです、神様仏様。
あとは、初めて警察のお世話になった事くらいです。
店の外で大騒ぎしちゃダメ!絶対!
心境的にはそろそろお店の改装をしようかな。という気持ちが湧いてきました。
6年の間に世間の景気も流行もライフスタイルも変わり、私自身の気持ちにも変化が現れてきたのです。
それに合わせてお店も変えていく必要があるのかな、と。焦りや不安が入り交じったなんとも清々しくない節目です。
周りを見渡してみると7年目に移転閉店転職をしている人が結構多いのですが、その気持ちにうんうん。と頷いたりもしています。
具体的には決まっていないのですが、その辺りの変化もあるであろう7年目。
どうなっていくのか楽しみでもあり不安でもあり、それでも辞める予定はないくらいに図太いので、今後ともどうかよろしく願いいたします。