ひなまつりといえば、ちらし寿司に蛤のお吸い物
やはり食べ物の事ばかりなのか。
買い出しの帰り道、いつもの和菓子屋さんに寄って「すあま」を買ったところ菱餅をくれたので、桃の節句の事を思い出しました。
(うすら甘く、モチモチした食感のすあまが好きだ。奥が菱餅)
我が家の雛人形は、母が嫁入りした時に持参したものなのだけど、
もともとは現在90歳になるばあちゃんの為に誂えたものだそうで、たいそう年期と気合いの入った人形でした。
時間の経過と共に劣化が進み、飾付けの際、指先が欠けたり髪が絡まったりするので慎重に扱わなければならなく気を使うのですが、
最も気がかりな事は三人完女のうち一体の首が抜ける事。
子供にとっては凄まじい恐怖でした。
あまりの恐ろしさに、エクソシストよろしく首をグルグル回してたりしてはぐらかそうとするのだけど、恐怖の度合い増すばかり。
毎年三人官女の視線を感じながら過ごしたひなまつり。
すあまをモチモチ頬張りながらそんな事を思い出しました。